営業企画の平均年収847万円——なぜ『裏方』が最も稼げるのか
JACの847万円データを軸に、営業企画・営業推進・RevOpsの違い、高年収の理由、AI時代の価値向上、CROへのキャリアパスまで徹底解説。
ハル
俺も、どん底から這い上がった。
営業現場でもがいてた頃は「裏方仕事」なんて興味なかった。でも気づいたんだ。トップで売り続けてる人の隣には、必ず「仕組みを作ってる人」がいるって。
営業企画の平均年収が847万円——この数字を初めて見たとき、「なるほど」って思った。裏方だから安いんじゃない。裏方だから稀少で、高い。
847万円という数字の読み方
JACリクルートメントが公開してる営業企画職の平均年収データによると、平均847万円。
この数字、どう読むべきか。まず「平均」であることに注意。年収400〜600万円台の若手から、1,000万円超のシニアリーダーまでの平均値だ。つまりポテンシャルがめちゃくちゃ大きい職種ってこと。
比較するとこんな感じ。
| 職種 | 平均年収(目安) |
|---|---|
| 営業企画 | 約847万円(JACリクルートメント) |
| カスタマーサクセス | 約543万円(JACリクルートメント) |
| 一般営業職 | 約400〜600万円台 |
| SaaS企業上位 | 700〜1,000万円超(有価証券報告書) |
「同じ会社の営業マンより営業企画の方が年収が高い」ってケースは珍しくない。裏方に見える職種の実態がこれだ。
営業企画・営業推進・RevOps——3つの違い
「営業企画」って言葉、会社によって意味が違う。ここで整理しておこう。
営業企画
営業戦略の立案・実行が中心。ターゲット市場の設計、営業組織の体制・目標設定、評価制度、採用計画——「営業組織をどう設計するか」を担う。経営との接点が多くて、意思決定に近い場所にいる。
営業推進
営業企画で立てた戦略を現場に落とし込む実行支援が中心。SFAの整備・活用促進、研修・育成プログラムの設計、成功パターンの横展開——「現場が動けるようにする」役割。営業企画と営業推進を一つの部署が担うケースも多い。
RevOps(Revenue Operations)
RevOpsは営業だけじゃなく、マーケティング・カスタマーサクセスを含む収益プロセス全体を一元管理・最適化する役割。米国での導入率は67.5%(HubSpot調査)で、日本でも認知が急速に広まってる。
SalesforceやHubSpotなどのCRM、MAツール、BIツールなどを横断的に管理して、データで組織全体の収益効率を最適化する。技術スキルとビジネス理解の両方が必要で、市場での希少性が特に高い。
なぜ高いのか——3つの理由
なぜ営業企画はこんなに年収が高いのか。ちゃんとした理由がある。
1. 戦略・データ・人材調整の掛け算
営業企画は「考える仕事」と「動かす仕事」の両方が求められる。市場データを分析して戦略を立てて、組織の人を動かして、経営に数字でレポートする——この3つを同時にこなせる人が少ない。
営業は「売る力」が核。データアナリストは「分析力」が核。営業企画はその両方+組織を動かすコミュニケーション力が必要。この掛け算ができる人材が少ないから、希少性が高くて報酬が上がる。
2. 経営への直接インパクト
営業企画が設計した目標管理の仕組みが機能すれば、100人の営業が変わる。その影響範囲のでかさが報酬に反映される。
現場で1人の営業が1億円売っても、影響は1億円。営業企画が組織の成約率を5%改善すれば、チーム全体の売上が動く。スケールが違う。
3. 人材の希少性
日本では長らく「営業は現場が命」って文化が強くて、営業企画という職種の認知が低かった。だから専門スキルを持つ人材のプールが少ない。
一方でSaaS成長やデータドリブン経営への移行で需要は急拡大してる。需要が増えてるのに供給が少ない——それが高年収を維持する構造だ。
AI時代の営業企画——価値は上がるか下がるか
結論から言う。営業企画の価値は上がる。
Salesforce調査によると、営業担当者の72%が非営業業務(データ入力・レポート作成・社内調整)に時間を使ってる。この多くがAIに置き換わっていく。
自動生成される商談サマリー、AIによる顧客の離脱予測、次のアクション提案——これが当たり前になると、「AIが出したデータを組織の意思決定に変換する人間」の価値が増す。
データを見て「何をやめて、何を増やすか」を判断して、現場に動いてもらえるように伝える——これは人間にしかできない仕事だ。AIはツールを提供するけど、組織を動かすのは人間だ。
特にRevOps領域では、AIツールとCRMデータを組み合わせて収益の全体最適を担う人材の需要が急増してる。RevOps Engineer・RevOps Managerという職種が急速に認知されてきた。
キャリアパス——営業企画からどこへ行ける?
営業企画のキャリアパスは上方向と横方向がある。
上方向(スペシャリスト→リーダー)
営業企画 → 営業企画マネージャー → 営業推進本部長 → 営業本部長(VP of Sales)
大手・中堅企業で起きやすい縦のキャリアだ。
横方向(RevOps→CRO)
営業企画 → RevOps Manager → VP of Revenue Operations → CRO(Chief Revenue Officer)
CROは営業・マーケ・CSを横断して収益全体を担うポジション。米国では確立された経営層ポジションで、日本でも設置企業が増えつつある。
RevOps出身者がCROになるルートは、これから日本でも広まっていく。今のうちにRevOpsスキルを身につけることは、10年後のキャリアにでかいアドバンテージになる。
営業企画に転換するために今できること
俺が転換期を振り返って思うのは、「現場にいるうちに仕組みを考える習慣をつけるのが最速」ってこと。
今すぐできること:
- SFAを自分で深く使う: 自分の商談データを自分でSFAに入力して、レポートを出してみる。データから何が読めるか考える習慣をつける
- チームの課題を言語化して提案する: 「こういう問題があって、こうすれば改善できる」って提案書を作って上司に見せる。これが営業企画の仕事のミニ版だ
- ExcelやBIツールを触る: データの集計・可視化は必須スキル。BI未経験ならTableauやLookerの無料版から触っておこう
裏方は地味に見える。でも裏方を必要としてる組織は増えてる。そして裏方をプロとしてやれる人間は、まだ少ない。
年収847万円という数字は、その希少性への対価だ。
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よくある質問
- Q営業企画になるにはどんな経験が必要ですか?
- 営業現場3〜5年の経験+データ分析・戦略立案への関心がある人が転換しやすい。「元営業」は営業企画に向いてる。
- QRevOpsと営業企画はどう違いますか?
- 営業企画は営業組織の戦略が中心。RevOpsはそれに加えてマーケ・CSも含む全収益プロセスをデータとツールで横断管理する。
- Q営業企画はAIによって仕事がなくなりますか?
- むしろ逆。AIが出す大量のデータを組織の行動に変換できる人材の需要は増えてる。
- Q営業企画からCROになれますか?
- なれる。営業企画→RevOps→CROというキャリアラダーは欧米では一般的で、日本でも広がりつつある。
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ハル
35歳営業企画マネージャー
テレアポ300件/日の時代から、AI活用で月次戦略を回す立場へ。どん底を知っているから、リアルな話しかしない。